【節約】生活費の節約・改善に成功した夫婦のお話
こんにちは。ザッキー(@zackey_poikatsu)です。
今回は家計を見直し、節約や不要なものを手放すことで、家計が改善した夫婦(我が家)の話ですが、その前に
まず、あなたは自分の家計の収支を把握していますか?
収支を把握をしていないということは、我が家という会社のオーナーが、会社の利益や資産を知らないのと一緒です。把握していない場合、本記事を読んだらまず最初に1か月分の支出を確認してみてください。
- 一般的な家計の状況について知りたい
- 家計の支出が多すぎないか心配
- 家計の見直しをしたい
- 実際に節約に取り組みたい
最初に、世の中の平均的な所得(収入)と支出を確認しつつ、客観的に自分の状況との乖離(差)を確認してみましょう。あくまで客観的な数値を比較してみて、自分の状況に合わせて改善できそうなところを見直していく目的です。
平均的な家計の収支
データを用いて、全国の平均的な世帯所得と、世帯支出を見ていきます。
平均世帯所得
まずは、厚労省で2019年に調査した世帯所得別の分布を見てみましょう。
- 平均所得金額は552万円
-
中央値は437万円
- 全体のボリュームゾーンは100万円以上400万円未満
中央値とはデータを昇順に並べた時に、真ん中に来る値です。例えば、100人のクラスで身体測定をした場合、50番目の人の身長が中央値となります
平均は大きな数字に引っ張られるので、実際には存在しない値になる場合があります
極端な例で言うと、Aさんの身長が160cm、Bさんの身長が180cmの場合、2人の平均身長は170cmとなります。しかしこの二人の間に実際に170cmの人は存在していないですよね。そのため平均よりも中央値の方が、より実感に近いと感じられるのではないでしょうか
<単位:万円>
次に世帯主の年齢別に、平均所得金額を見てみましょう
- 世帯年収は20代から50代までは右肩上がり
- 50代をピークに年収が下がっていく
自身の世帯年収と比較して、いかがでしたでしょうか?
※各年代の中央値の用意が出来なかったのですが、前述のとおり、平均は大きな数字に引っ張られることがあるので、世の中の人が感じる一般的な平均より高く出ている可能性がある点は注意が必要です
平均世帯支出
<単位:円>
こちらが2019年調査で、二人以上世帯の月間平均支出を年齢別に表したものです。30代であれば、月間28万6千円を使っていることになりますね
特に都内在住の賃貸の方は、住居費が実態よりも低く感じるかと思いますが、持ち家や、社宅・寮の方も含まれるため、地代家賃が低く見えてしまいます。また住宅ローンのような銀行からの借り入れは負債に含まれます
30代~50代の世帯は「食料」、「教育」、「交通通信」、「教養娯楽」「その他の消費支出」は大きくなっていますが、子育ての真っ只中の世代なので、その影響も考慮する必要がありそうです
平均世帯貯蓄
参考:貯蓄現在高階級別世帯分布(二人以上の世帯)(2019年)
2人以上世帯の貯蓄について、平均貯蓄額は1755万円、中央値は1033万円でした。棒グラフの右側(「2000万円~2500万円」から「4000万円以上」)の割合が大きいですが、棒グラフの幅が広くなっている点に注意してください
いかがでしたでしょうか?データを用いた家計の収支・貯蓄の確認でした。この確認は、何かが劣っているから直ちに改善しましょうということではないです
なぜなら、家族構成、住環境、地域など様々な要因によって、収入や支出の構成内容は変わってきます。あくまで世間一般的な水準を知ることで十分かなと思います
我が家の家計簿
現在の支出内訳
それでは、現在の我が家の家計収支を公開します
<単位:円>
だいたいこんな感じで、月20万円弱の出費です。月によって金額は変動するので、だいたいの目安を入れています(この中の5万円以上を後述するポイントで支払っています)
- 会社員
- 妻は30代の主婦
- 一馬力の2人世帯
- 都内で賃貸
- 車なし
小遣いは妻と二人で2,9000円に設定していて、低い方ではないかと思います。交通費や買い物は、基本的にこの小遣いの中から使い、足りない分を雑費から補う形にしています
多いと感じる人もいれば、少ないと感じる人もいるかもしれませんが、我が家ではちょうど良いと感じられる水準です
以降では、家計の見直しでやったことを紹介します
家計改善①目標を決める
今でこそ家計は毎月黒字をキープしていますが、以前はあまり貯金のできない家計でした
貯金ができない理由は、以下の理由からでした
- お金を使う優先順位をつけられていなかったこと
- お金を貯めるという目標がなかったこと
当時、老後2000万円問題が話題になり、今のままで大丈夫かな?という漠然とした疑問と不安がありました。老後に自分がもらえる年金額が分かれば、生活費の不足分を補うためにいくらの貯金や金融資産があれば良いかわかるなと思ったので、年金がいくらもらえるかを調べました。
インターネット上の「ねんきんネット」というサービスで簡単に月額支給見込み額を確認できます
これは2か月に1回支給される額のため、年間85万円くらいです
マジで雀の涙やん😢
どのくらいの生活水準で生活するかによりますが、仮に月20万円で生活する場合、240万円-85万円で、毎年155万円位不足する計算です。
仮に寿命が85歳だとして、20年間年金と貯金のみで生活する場合、3100万円(155万円 x 20年間)が必要になります。65歳までの残りの年数で3100万円を割れば、年間いくら蓄財する必要があるかが分かります。
僕はいろいろ考慮して、55歳までに5000万円にするという目標を設定しました
- 投資信託に毎月10万円積立
- 利回り5%で運用
- 23年後に5000万円の想定
一旦、こんな感じで具体的な金額目標が出来ました
家計改善②家計簿をつける
目標が決まったら、現状を把握しましょう。僕は元々エクセルで家計簿管理をしていますが、最近はマネーフォワードMEという家計簿アプリも併用しています
この家計簿をつける目的は、家計の支出状況を把握することですので、具体的なやり方は問いません 。家計簿をつけた後は、先ほどの平均世帯支出等を参考に、突出した項目がないかを確認してみるのが良いかと思います
家計改善③固定費にメスを入れた
■保険
まずは、生命保険と医療・がん保険を解約しました
トータルで毎月2万円程払っていました。生命保険は貯金感覚でやっていましたが、途中解約の返戻率が悪く、運用利回りも低いし、日本の公的保険を利用すれば、医療・がん保険は自分には必要ないことが分かったからです
代わりに、月5000円程度の掛け捨ての生命保険などを契約しました。浮いた1万5千円は、投資に回すことにしました
■携帯料金
また、携帯の通信費を抑えるために、キャンペーンを利用して0円で使えるRakuten UNLIMITを契約しました。格安SIMを元々契約していましたが、携帯料金が0円になったので固定費の削減につながりました
■インターネット料金
通信費では、インターネットを楽天ひかりに乗り換えました。乗り換え前は月5000円以上払っていましたが、当時の楽天ひかりのキャンペーンを利用して、半分の月額2300円程度で使用できています
■サブスクリプション(毎月定額課金)
Appleからの毎月の利用明細を確認して、使っていないクラウドサービスのサブスクや、動画配信サービス、ニュースアプリの購読を解約しました
以上のように、固定費は一度手を加えただけで継続的に効果があるものが多いので、節約で一番最初に手を付けるべきだと思います
固定費削減でいうと、家賃を下げることで大きな効果があります。無駄に広い家を借りている場合はダウンサイジングしたり、居住エリアを変えて家賃の低いところを選んでみるのはいかがでしょうか
家計改善④ポイントを活用する
固定費の見直しが終わったら、変動費などの支払いを抑えることができないかを検討します
僕は楽天サービスを利用していたので、楽天ポイントを貯めて支払いに使うようにしました
楽天ポイントは通常ポイントと期間限定ポイントがあるので、通常ポイントは通常ポイントでしか使えない楽天カードの支払いに、期間限定ポイントは楽天でんきなどのサービスで使えるように、ポイントを管理しました
楽天ポイントは、楽天PointClubというサービスでWeb、アプリどちらからでも確認できます
■楽天でんき
これは4月の楽天でんきの利用明細です。3295ポイント利用して、支払いは0円でした。
楽天でんきの前は、東京電力を使っていましたが、利用料金が高くなったと感じることはないです。また、2021年6月から楽天市場のSPUの対象外になりますが、ポイント支払いができるので、今後も継続的に 利用していくつもりです
楽天でんきは申し込み後1か月ほどで、勝手に切り替えてくれるので、全然手間がかかりません。注意点としては、エコキュートなどオール電化の場合、割引が効かずに割高な請求が来ることがあるので、事前に確認をしておきましょう
■楽天ガス
これは3月の楽天ガスの利用明細です。楽天でんきと同様、ポイントを使って支払は0円でした。楽天ガスの前は東京ガスでしたが、こちらも利用料金はほとんど変わっていないと思います
なお、現時点では楽天でんきを契約中の方のみ申し込みができるようなので、加入を検討しているかたは、楽天でんきの契約から先に検討してみてください
■楽天ペイ
楽天ペイはコンビニや外食チェーン、大手家電量販店で使えるQRコード決済ですが、支払い時に楽天ポイントや楽天キャッシュを優先的に使う設定にすることができます
通常ポイントと期間限定ポイントがある場合、期間限定ポイントが優先的に差し引かれるので、期間限定ポイントの使い道として有効な手段のひとつです
キャンペーンなどで大量に期間限定ポイントがもらえることがことがあるので、使い道に困ったときは、楽天ペイでポイントを使いながら節約しましょう
■ポイントカードで支払う
楽天ポイントカード加盟店では、ポイントを貯めるだけでなく、使うことができるお店もたくさんあります。上述した楽天ペイに対応していないお店でも、楽天ポイントに対応しているお店もあり、そういったところでポイント支払いにするのもありです
■楽天カードで支払い
通常ポイントのみ利用可能ですが、楽天カードはポイント支払いが可能です。毎月当月の12日頃から24日頃まで申し込み可能で、利用ポイント分当月の請求金額から差し引かれます
e-Naviという楽天カードのサービス(Web/アプリ)から申し込み可能です
具体的な節約方法の紹介は以上です
まとめ
今回は僕の家計で上手く行った節約方法を紹介しました
- 目標を決める
- 家計簿をつける
- 固定費にメスをいれる
- ポイントを活用する
何か自分の家計でも役立ちそうだなと思った方は、是非参考にしてみてください!
それではまた!See you again!